狂った水の美味しさ

mahora

2008年06月27日 11:13

イタリア料理教室も、パスタ・ピッツァ・ニョッキの定番から、魚・肉料理にグレードアップ!
昨夜は、漁師さんのまかないが始まりの「アクア・パッツァ」をレクチャーしていただいた。
活きのいい鯵(アジ)を使い、腹から頭に包丁を入れ、エラから尾に向かって、はらわたをきれいに取り除き、塩コショウで下味をつける。
この時、プロは生臭さとエグっぽさを残さないため、身を崩さないように血合いも一気に取り除いてしまう。



実際にやってみたけど、主婦歴何十年の人でも、なかなかできない…と言うか、まず切り身の魚しか購入しないから、これは明らかに経験不足です。
炎が立つくらいに熱したフライパンにオリーブオイルを入れ、焦がすのではなく、狐色に焼き色をつける。焦げ目と焼き色は違うっ!



フライパンの中に、白ワインを一気に入れると、泡立つように沸騰し、アルコール分が飛んでいく。
この様子が狂った水のようで、アクア・パッツァの語源となったそうです。



トマト・にんにく・刻みパセリ・アサリを入れ、フタをして中火で蒸し焼きにする。
彩りも鮮やかで、お腹の虫が鳴きそうな香りが、キッチン中に立ちこめます。



まず、魚を取り出し、残った具とスープにタップリのオリーブオイルを入れ、乳化させる。
この料理は魚だけでなく、スープも一緒に楽しむ料理だそうです。
アジと言えば、塩焼き・あんかけ・フライぐらいだけど、身近な材料で「わぁ~!ごちそう!」と、思わず身の乗り出したくレシピでした。