獲物を求めて!
事務所は駅の近くで、近くには高校もあることから、学習塾や進学塾が多い。
夏休みの今は、朝から
夏期講習に向かう生徒さんたちと、よく道で出会う。
少子化で、大学は選ばなければどこでも入学できる、いわゆる
大学全入時代と言う、ゆるい時代に入ったけど、人気校はますます狭き門になり、かえって
受験競争は過熱しているらしい。
そして、社会へ出てもそこはすでに、十分に耕された
成熟社会で、更なる競争とサバイバルが待っているわけです。
そこそこの大学を出て、そこそこの企業に就職すれば、とりあえずは安泰! と言う時代はもう二度とない。
そういう意味では、
現代の若者が置かれている環境は、以前とは比べようがないほど厳しいと思う。
昨夜、NHKTVの「
あしたをつかめスペシャル」で、中東の
ドバイで働く日本人の若者をルポしていた。
それぞれ夢を持ち、トランク一つで異国の地に飛び込んで行く姿は、与えられた土地にしがみついて、その土地を耕すだけの
農耕民族から、獲物を求めて未開の地を歩く、
狩猟民族の日本人だった。
そう言えば私の周りを見ても、国立大学を辞めて建築学を学ぶため、
イギリスの大学へ留学した男の子。
看護士を辞めて、
フランスへリフレクソロジー(足裏マッサージって言うの?)のライセンス取得に行っている女の子、などなど……
きちんと数えたら、けっこうな数にのぼる。
そして数年後には、こうした若者が
社会の中心となってくるわけです。
イヤ~! 楽しみですねぇ~!