日本版「本の町」なるか
昨日、高遠から茅野へ抜ける
杖突峠の道路沿いにある「
高遠 本の家」と言う、
古本屋へ行ってきた。
東京の古書店主6人が集まり、イギリスの
ヘイオンワイのような「
本の町」を創ろう! と言う
志を抱いて7月にオープンした。
高遠町長藤(オサフジ)栗田地籍にあり、
旅籠だった
古民家を借り、東京から古本を運び込んで陳列販売している。
リフォームはせず、黒光りする天井や帯戸など、旅籠らしい風情を残し、畳の上で寝転んだり、コーヒーなどの
喫茶もあるので、静かに(前の道路を走る車の音がスゴイけど…)落ち着いて読むことができる、
ブックカフェです。
そう! 空き家が目立つ過疎の
古い町に、旅籠だった
古民家に、そして
古書と言う、この
三重苦をうまく利用しているわけです。
メンバーには、ネット古書店の経営者にしてライターの、
北尾トロさん(「裁判長!これで執行猶予は甘くないすか」「怪しいお仕事!」)など、その道では名の通った人がいるらしいです。
昨日は村上龍と、映画関係の本など2,000円ほど買い込んだ。
オープンして日が浅いので、傾向を探りながら内容を充実させていきたい、と言っていたけど、
売れる本と
売りたい本は違うところが、難しいだろうなぁ…と思う。
実は、このお店の道路を挟んだ、東隣の家が親戚で、昨日はそこに用があったのだが、なぜ、こんなひなびた町に来たのか…肝心なことを訊いてくるのを忘れたっ!
看板も控え目で、風景に溶け込んでいるので、注意していないと通り過ぎてしまいそうです。