2008年10月16日

肩寄せあう小さな幸せ

今月の例会は、アメリカ映画「奇跡のシフォニー
天才子役のフレディ・ハイモアに、おんぶに抱っこの映画だった。

結末はわかっているので、安心して観てはいられるけど、10年以上も離れ離れの親子が、神と音楽に導かれるように、ニアミスをしながら、広大なアメリカ、それも世界一の大都市NYで、奇跡的な感動の再会!
ちょっと出来すぎで、メルヘンのような陳腐なストーリーに、思わず引きそうになる。

2007年の作品だけど、現実社会が厳しく熾烈なだけに、こうしたお涙頂戴!映画にも感動するくらい、合衆国は愛と優しさに飢えているのか?


  


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2008年10月14日

妄想の暗闇に堕ちて…

時間調整で立ち寄った書店で購入した「共生虫」(村上龍・講談社文庫)。
2000年に発表された作品だけど、ひきこもり、インターネット、バーチャル世界、親殺し、無差別殺人、若者の深い孤独、既存秩序への嫌悪と破壊行為など、8年も過ぎた今の日本社会そのもののテーマが描かれてる。

モニターの前に座り続けたひきこもり青年・ウエハラは、妄想を肥大化させたまま、自ら外の世界へ飛び出していく。
そして、ウエハラの冷めた眼を通して、一見、真っ当に思える数少ない登場人物は、生け贄として抹殺されるべき存在になってしまう。

同じ年に発表された「希望の国のエクソダス」では、やはりインターネットを駆使して、中学生が日本を捨てて、独立国家を創りあげていく。
2005年に発表された「半島を出よ」では、北朝鮮の精鋭コマンド部隊が、博多を占拠し、独立を宣言してしまう。

すべて近未来の日本社会を描いた作品だけど、描かれている背景に妙に説得力があると言うか、リアリティがあるんだよね。

株価暴落で世界恐慌になるとか、そのあとは世界戦争になるとか、将軍様の生死もハッキリしないみたいだし…
あぁ! 妄想が膨らんでしまう……


  


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2008年10月07日

高速サイクル

知らぬ間にお隣の携帯電話ショップが、先月いっぱいで閉店していた。
「最終章!リピーターのお客様、ありがとうござました!」と貼り紙がしてあった。

携帯電話はすでに飽和状態!
少子化著しい地方では、次々と売り出される新機種を買い求める若者は、そうはいないっ!
そして、私たちオバサンは壊れなければ、新しい機種は買わないっ!
そう思って考えたら、もう、5年も使っている!

確かお店は、8年ほど前に開店したような…
車で走行中、新しいラーメン屋さんとか、お蕎麦屋さんを見つけ、今度食べに来よう! って思い行ってみると、すでに閉店していたっ! ってことも珍しくなくなった。

あまねく行き渡ると、欠けるのも速いですね。


  


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