2008年02月28日

洋菓子屋の桜もち

JR伊那北駅前の洋菓子店フランセ板屋。
品の良い甘さと、崩れそうで崩れないふんわ~り仕上がったスポンジのケーキが大好きなんですが、季節限定の和菓子もなかなかのものです。

春待ち遠しい今は、桜もちが並んでいる。
小さめの粒あんをピンク色の道明寺粉で包み、塩漬けの葉で仕上げている。

何と言っても中の粒あんが甘過ぎず、桜葉の塩とほどよくマッチングゥ~! グゥ~! グゥ~! なんです。
1個95円で、春のお彼岸ごろまで販売中です。

好みもあるでしょうが、こしあんの焼き桜もちは、私は遠慮します。  


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2008年02月27日

もやもや解消!

今もってと言うか、なに不自由なく使っているので、ネット環境はADSLのLAN配線です。
よく分からないけど、モデム周りには、スプリッタとかHUBなどの機器と、それらを繋ぐ何本もの接続コードが複雑に絡まっていた。

掃除のたびに、このカオス状態を何とかせねば…といつもいつも気になっていた。
今日はやっとこさ重い腰をあげ、使用しなくなったPCのジャックケーブルを片付けたり、絡み合ったコードを纏めてしばったりして片付けた!
コンパクトにまとめたつもりです。
  


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2008年02月25日

若さがまぶしいっ!

23日土曜日の夜、NHK教育TVの「一期一会 キミにききたい!」で、勝負の世界に生きる24歳の競輪選手と、人生に勝ち負けなんてない! と言う21歳のフリーターが出ていた。

この対極にある二人が自分の人生や夢について、それぞれの立場から熱く語り合っていた。

25歳以下であることが出演条件のこの番組。
未熟ではあることは当然だけど、まったく考えの異なる相手に対して、素直に真っ直ぐに自分の気持ちをぶつけていた。
若さがまぶしいっ! そんな清々しい二人だった!

歳を重ねると分かってはいても、こうはいなかいもの…  


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2008年02月23日

複雑なカラクリ

とりあえず稲作兼業農家なので、給与と合わせて所得税の確定申告をする。
18年から水稲の農業所得標準が廃止され、収支計算方式になった。
要するに米の販売代金から、肥料や農薬などの経費を差し引いて申告すると言う、至極あたり前のことをするだけです。

国税庁のホームページの「申告書作成コーナー」からメニューを選び、該当する項目に金額を入れていくだけで、納税額または還付金額が自動計算され、PDFファイルで保存される。
それを印刷して、必要書類と一緒に提出すれば終わりです。
提出先の税務署をリストメニューから選ぶと、最後のページに宛名ラベルも印刷されるので、郵送の場合は切り取って封筒に貼り付けるだけです。
役所にしては気が利いています!

電子申告は電子証明書とICカードリーダライタの初期投入がいる。
当市でも4月から住基カードの発行手数料を無料にし、普及促進を図るらしい。
そして、図書館利用カードとも併用できるなど、利便性の向上に努めらしいですが、私はこの時点で作ろうとは思わない。
素人考えだけど、自分の知らないところで、本の傾向や利用時間など、個人的行動をデータベースとして残され、閲覧されるのはちょっと薄気味悪い!  


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2008年02月20日

すなおなドーナツ

伊那市農業公園(この農業公園なる定義の基準を知りたいっ!)みはらしファームで販売している「おからドーナツ」

かる~く、ほんのり甘く、栄養価も高く、材料費は安価!
みはらし豆腐の製造過程で出るおからを、半スイーツとして上手にアレンジしている。

ステーキやカニのように、食材と格闘しなくても食べられる、こうした加工品はとっても好きっ!face02



  


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2008年02月18日

マルサの敵

今日から確定申告が始まった。
e-Taxを懸命にアピールしているけど、国税庁が意気込むほど普及しないみたいですね。
私は所得税の確定申告書等作成コーナーは、便利で使わせてもらっています。

税と言えば今週のAERAに「医師優遇税制がなくならないわけ」として、岐阜の田舎の開業医が、20億円近い資産を遺して死亡したにも関わらず、相続人の妻が17億円近い資産を申告せず、相続税法違反、つまり脱税で告発されたと言う。

しかも、その殆んどが現金で隠し持っていたらしい。
離れの床下から5億、西の蔵の床下から4億、その戸棚に3億、東の蔵に(蔵がいっぱいあるらしい)ドッグフードと一緒に4000万、西の蔵のタンスの裏側に2億などなど……。

月並みな感想ですが私など、こんな一生お目にかかれないような大金を自宅に隠しておいたら、心配で心配でオチオチ寝ていられず、きっと不眠症になってしまうっ!  


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2008年02月16日

集団不登校の真実

厳寒の如月は読書に限る。
村上龍「希望の国のエクソダス」文春文庫

政治も経済もすべてが停滞した2002年の日本で、80万人の中学生が集団不登校を始める。
やがて彼らは、インターネットを使って世界的な巨大ネットワークを構築し、ビジネスを展開する。
所詮子どもの集団ヒステリーと高をくくっていた大人を尻目に、そのネットワークASUNAROは強大になり、社会も無視できない存在に成長してしまう。
中学生たちは、ネットビジネスで集めた莫大な資金を元に、社会システムそのものを根底から変えてしまう、新しい事業を次々と起こし、成功させていく。
そのビジネスの前に、世界中の名だたる企業や大人が跪き、更なる資金と事業が循環する。
そして、北海道に理想郷を建設し、日本を棄て、エクソダス=大量国外脱出してしまう…と言う、近未来ファンタジー小説です。

ASUNAROの代表、ポンちゃんが国会で演説します。
「この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない!」
2000年の発刊当時、有名になった言葉だ。

物語は2008年、つまり今年の秋で終わっているのですが、描かれている日本の社会や経済状況が、現実に近づいているような気がする。

「昔はよかった!」「昔は楽しかった!」と100万回言われても、その昔を知らない、生まれた時からバブル崩壊で、不況しか知らない世代には、三丁目の夕陽の美しさも分からないし、貧しくても一体感があり、明日はきっと良いことがある、と言う昂揚した気持ちなど理解できないわけです。

懐古趣味と老後の年金だけを心配して、グチと泣き言ばかりの大人だったら、どんな若者だって国を棄てたくなるよね。  


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2008年02月15日

バターロールは17%!

今日のお昼は手作りパンドーナツ。
自家製小麦粉を頂いたのでパン生地にして、シナモンシュガーをまぶした揚げドーナツにしてみた。

今日のニュースで、春から小麦の標準売渡価格が、30%近く値上げになると言っていた。
きっとパン・ケーキなどのスイーツから、うどん・ラーメンなどの麺類まで、値上げになるだろうなぁ…。
しかも、ここ数年の牛乳価格の暴落で、廃業する酪農家が増え、バターや生クリームなどの乳製品も品薄状態で、ケーキ屋さんは調達に苦労しているらしい。

因みにこのドーナツですが、強力粉300gをつかって12個に分割する、標準的なサイズで、材料費は1個につき約23円です。

農水省のホームページから「クッキング自給率」と言う、料理ごとに食物自給率が計算できる、無料のソフトがダウンロードできる。
これでバターロールを計算してみると、なんと17%!
小麦粉・ドライイースト・バター・砂糖などなど…確かに100%、国産で賄えるものばかりではないです。

毒入り餃子事件でハッキリしたのは、今の日本では輸入冷凍食品なしでは、一般家庭も外食も、学校給食も成り立たない! と言うことだった。

もっと美味しいもの、もっと珍しいもの、もっと簡単に食べられるものと、欲望にかきたてられた結果が、安くて手軽で便利だけど、毒の入ったシロモノだったとは…

季節や場所に関係なく溢れる食品が、国民生活の豊かさを象徴した時代はもう終わったんだろうなぁ…  


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2008年02月13日

Bigでみんなハッピー!

昨夜のクラブ例会は、アメリカのミュージカル映画「ヘアースプレー」だった。

もう、底抜けに明るく楽しく、ドーパミン出っ放しっ!の、エンタテイメント映画だった。
昨日は朝から、ちょっとイヤなことがあって気分が凹んでいたけど、この映画でスッポーンっと吹っ切れた感じっ!

60年代のボルチモアを舞台に、おしゃれでケタ外れにBigな女子高校生トレーシーが、大好きな歌とダンスで夢を叶えるシンデレラストーリー。

アメリカ版「森公美子」って感じのトレーシーは、ダイエットって何のこと? と言わんばかりに天真爛漫で、私は私よっ! とそのはちきれそうな胸とお尻で、小さなことなど宇宙の彼方へ塵のように放り投げてしまう、明るく前向きな女の子!

人種や外見にとらわれず、偏見も持たず、誰とでも仲よく接する。
そのピュアな心が周りの人たちまでも、明るくハッピーな気分にさせる不思議な魅力を持っている。

5時間もかかる特殊メイクで超Bigなお母さん役を演じたジョン・トラボルタ初め、存在感ある多くの豪華キャストが、スクリーン狭しと歌い、踊りまくる。
観ている方も、身も心も踊りだしたくなる躍動感いっぱいの映画です。

ベースにはアメリカの永遠の課題である、人種差別問題も折り込み、自由を勝ち取ろうと立ち上がるパワーが、今、行われている民主党の大統領予備選とダブって、未来に挑戦するアメリカ人の底力を見た思いです。  


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2008年02月08日

男と女は、五分と五分

ここ数日の寒さに何もする気になれず、本棚から昔読んだものを引きずり出してみた。

中上健次「軽蔑」朝日新聞社
もう15年以上前の作品で、46才で亡くなる中上健次、最後の作品です。

歌舞伎町のトップレスバーで踊る、ナンバーワンダンサーの真知子…
田舎の資産家のボンボンで、暴走族くずれの遊び人、カズさん…

二人の狂おしい愛の旋律が、雑多で人間の欲望丸出しの歌舞伎町と、穏やかな海とムクゲ・センダンの花々が美しく咲き乱れる、カズさんの故郷の風景描写を相乗させながら描かれる。

真知子の一途で純粋な恋心を、トップレスダンサーとして、裸一つで生き抜いてきた女の美しさや、突き抜けた強さとともに、細やかに優しく謳いあげている。

相思相愛、男と女は、五分と五分…
真知子がよく口にすることば…

愛し愛される時、求め求められる時、一歩も引かない、緊張感あるfifty-fiftyの関係

魅惑の肢体を資本に、社会の底辺で気高く咲き誇った花のようなダンサーの生きざまに、深い感動の涙です。
★5つでお薦めします。  


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2008年02月06日

インド式子育て支援?

今週のAERAは「ママカースト制の地獄」と題して、意気揚々と特集を組んでいる。
はぁ~? 一体全体なにぃ~? それぇ~? って、つい読んでしまったっ!

そしてすごく後悔した。
こんなくだらん記事、読むんじゃなかったぁ…

子育て中の母親たちが、夫の年収、子どもの学校、身に着けているブランド品、親の学歴、その他諸々で(ほんと人はいろいろで、一括りにはできないんだよっ! だから楽しいんだよっ!)、子育てにも格差と階層ができる…と言う、間抜けな記事です。

曽祖父の代から高級住宅地に住み、母校である有名私立小の父母会の役員を務める「華麗なる妻族」が頂点に君臨。

中小企業に勤める夫は過労死寸前の激務で育児にノータッチ。パート掛け持ちに家事育児で余裕ゼロの「きりきりママ」が最下層。

こうした訳の判らん基準で12の階層に分け、それぞれの階層の言い分・グチ・自慢・日常の子育ての悲喜こもごもを羅列しているだけです。

私に言わせればどれも取るに足りない「屁」みたいな事象で、それを公称800万部を誇る新聞社の週刊誌が、わざわざ活字にするほどのことかぁ~? と呆れてしまう。

一億総自信喪失の現代日本では、さまざまな問題に対して「格差」とか「階層」を持ち出し、元凶とすれば何となくスッキリするかも知れない。
ただ、問題の背景は複雑で、言葉一つで一朝一夕に解決できるとは思えない。
もっと論理的に検証できる記事を書いたらどうよ!  


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2008年02月05日

最後の砦

河合香織『誘拐逃避行 少女沖縄「連れ去り」事件』新潮社
2004年に沖縄で起きた、47歳の男による10歳の少女の、未成年者誘拐事件の真相を追ったルポです。

著者は保護された少女が「家には帰りたくない!」と言い、実際自宅のある千葉県の児童相談所に一時保護されたことから、この事件に興味を抱く。

親子ほどの歳の差のある男と女がなぜ、遠く離れた沖縄に居たのか?
そして二人はいったい、何を捜し求めていたのか?
著者は根気よく関係者に取材を重ね、事件の核心に迫っていく。

この手の事件は興味本位のワイドショーや、下世話な週刊誌には恰好のネタ話ですが、先入観を排除して、事実を淡々と客観的に見つめ、完成度の高いルポになっていると思う。

両親から見捨てられ、祖父母と叔父の住む家で育てられた、年端もいかない少女…
家人から虐待を受けたり、窃盗行為や虚言癖もあり、問題行動も多かった。
そして、47歳で二度の離婚暦のある、風采のあがらない無職の男…

二人に共通するのは、弱肉強食の現代社会で生きていくため、最後の砦となるべき「家庭」「家族」がなかった…と言うことだ。

孤独な二人は一緒に過ごすことで、お互いの寂しさを埋めていた。
しかし、所詮それはその場しのぎであって、決して問題の根本的解決にはならない。
多分そのことを、二人は十分わかっていたはずだ。

どんな人も常に、自分の存在意義を問いかけ、悩んでいる。
そんな時、唯一自分を無条件に受け入れてくれる場所が、「家庭」であり「家族」であると思う。
昨今の悲惨な事件を見ても、今の社会は最後の砦と言うべき「家庭」「家族」が崩壊しているように思う。  


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2008年02月04日

絶望男、希望を語る

不登校・ニート・引きこもりなど、現代社会の中で生きづらさを抱え、苦悩する多くの若者たち…。
そんな若者たちが、自分の好きなことで自立し、社会の中で居場所を確保できることを支援する組織・NPO法人コトバノアトリエ。

代表の山本繁は多くの賛同企業や団体・個人の援助で、次々とプロジェクトを立ち上げ、結果を出し続けている。
その中の一つ「神保町小説アカデミー」から誕生した白井勝美の「絶望男」サンクチュアリ出版。

聴覚障がい者でアル中の父親と、半身と左手が不自由で、新興宗教にはまった母親と言う家庭環境で育ち、貧困によるいじめ・不登校・リストカット・自殺未遂・うつ病・ひきこもり・家庭内暴力・薬物中毒・精神障がい……
まるで、この世の理不尽と不条理の掃き溜めのように、不幸と哀しみのすべてを引きうけた46歳、ニート、障がい者自身が綴った生きざまの記録本です。

正直、読んでいて、とても息苦しくなります。
決して楽しい本ではありません。
どうしてだろうか?

それは、この白井勝美の歩んだ人生はレアなケースではなく、いつ誰にでも起こりえることだからです。
これを所詮、コミュニケーション能力の低い、社会からはじき出されたハグレ者の戯言と、他人事のように言い切れる人はかなりのノー天気です。

でも、苦しい現実から逃げず、絶望の中にあっても必死に叫び続け、求め続け、動き続け、生き続ける筆者。
そして、自らの存在自体が、希望そのものに変わっていく。

「すべての若者が、家庭の経済力に関係なく、就きたい仕事に就くための教育を受けられる社会の実現」
これはコトバノアトリエのミッションです。

でもよく考えれば、これって、わずか30歳そこそこの若者が代表を務める団体組織がやることではなく、本来、国がやるべきことですよ。  


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2008年02月01日

飽食の予言

中国産毒入り餃子で、日本中がパニック状態? ですが、私も生協会員なので、思わず冷凍庫の中を覗いてみた。

あった! あった! 大阪王将餃子ミニサイズ!
でも、これはすべて国産と言う事らしいので、ひとまず安心だけど、今は食べようとは思わないっ!

今から20年前に出版された岡庭昇の「飽食の予言」(Part1~3まである)
巨大メディアでは報道されない、添加物だらけの日本の食品の危険性を、緻密な取材に基づいて、早くから指摘していた。
読んだ当初は子育ての真っ最中で、いったい子どもに何を食べさせたらいいのか? と真剣に悩んだ覚えがある。

それ見たことかっ! って思っている人もいるだろうけど、現代のグローバル経済社会では、日本の食卓はチャイナフリーでは成り立たないだろうなぁ…
安い中国産野菜や加工食品を輸入して、車やデジカメを輸出して日本経済が回っているのも歴然とした事実だし…
何とも悩ましいです!  


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