2008年12月15日

日本のチロル

県YH協会のイベント「遠山霜月祭に行こう」の一日目。
集合場所のJR市田駅から喬木村に出て、多分、完成することはないと思う、三遠南信道の矢筈トンネルを抜け、細く曲がりくねった道を走り、南信濃村や上村(いずれも、現在は飯田市)の、遠山郷と言われる地域に入る。

手をのばせば届くような山々が、目の前に迫ってくる深い谷間で、30度以上はあると思われる急傾斜地に、へばりつくように家々が点在し、日本のチロルと呼ばれる下栗地区へ行く。
師走とは思えない穏やかで暖かい絶好の日和で、遠くに雪を頂いた南アルプス連邦の聖岳・兎岳などの主峰を望み、日本の原風景と賞賛される大パノラマを楽しむ。

地元の人は、この足が竦みそうなくらいの急傾斜地で、お茶や芋、豆などを栽培していると言う。
大地を耕して天空に到る」と言われる所だそうだ。

下見に来たまほろばYHのSさんが、畑にいた人に「坂ばかりで大変でしょう!」と声をかけたら、
「なぁ~に、家に入れば平らだから!」と返事が戻ってきたとか…
蓋し名言です。
日本のチロル






Posted by mahora at 09:53│Comments(0)
 
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