2007年12月25日

月心寺より

滋賀県大津の尼寺「月心寺」の庵主さまから、干支色紙をいただいた。
色紙からはみ出しそうに、勢いのある「子」の字が躍っている。
これが交通事故により、右手の自由を奪われた、八十歳過ぎの老人の書とは思えない。

月心寺の箸袋には、禅宗の「食事訓」が書かれている。

一つには功の多少を計り、彼の来処を量る

「功」とは多くの人の努力や汗といった、その食べ物が持っている真実のこと。
そして「彼の来処」とは縁のことだそうだ。

つまり新米ならそれを作った人、脱穀した人、運んだ人…
自分の目の前のお膳にその品物が来るまでの人々の苦労をおもんばかりましょう!と言うことらしい。

そうだ! そうだ!
クリスマスに晦日・正月と、ご馳走が目の前に並び、一億総グルメの季節になった。
だけど、単に食べて飲んで寝るだけの凡人になってはいけないっ!

特に、この時期、朝から晩まで台所に立ちっぱなしの、に、に、に感謝しろって、声を大にして言いたいっ!月心寺より



Posted by mahora at 16:47│Comments(0)
 
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