2008年03月04日

女の密告はコワ~っ!

真保裕一「密告」講談社文庫

二文字タイトルの小役人シリーズですが、小役人(今回は警察官)だけあって、責任をとらない役人心理の描写はリアリティがあって、大いに納得できるのですが、ストーリーの展開が主人公の過去へのこだわりと、かつての恋人との関係を絡ませすぎて、遅々として進まず、途中で投げ出しそうになった。

偽札造りに燃えるアウトローな若者を描いた「奪取」とは、スピード感・ハラハラドキドキ感が格段の差です。
やはりミステリーは、読者を徹夜させるくらいに、本の中へ引きずり込むモノがおもしろいっ!女の密告はコワ~っ!



Posted by mahora at 11:57│Comments(0)
 
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