2007年11月15日
しゃべれども しゃべれども
一昨日の例会は、平山秀幸監督の「しゃべれども しゃべれども」だった。
スゴイ美人なのに、無愛想で口下手ゆえに男にフラれた女。
勝気でクラスになじめない、大阪からの小学転校生。
毒舌でいかつい面構えの元プロ野球選手、そして時々、解説者の中年男。
この三人のしゃべりへのコンプレックスを、しゃべりのプロである落語家が、落語を通して人への関わりや、自分の想いを伝えることの尊さに気づかせていくと言うストーリー。
ただ、主人公の落語家もこれだっ! と言う自分のカラーを打ち出せず悩み続け、しかも想いを寄せた人にフラれたりと、どん底の精神状態にある。
こうしたワケありの人間が、それぞれのプライドをかけて絡み合いながら、しだいに心を通わせていく。
どこにでもいそうなごく普通の、日常の中に存在する人たちで、決して特別な人たちを描いているのではない。
ハラハラドキドキはなく、じんわりほのぼのが少々の、安心して観ていられる映画だった。
プレスには「現代を生きる人間たちに欠如しがちなテーマ=人と人とのコミュニケーションの大切さ」とあった。
ウーン! 正直、ここでも出たかっ! コミュニケーション能力! って感じです。
確かに現代は、対人関係の希薄さからトラブルも多く、悩み多き時代です。
だから、もっと人と関わり、話し合い、思いを伝え、心を通わせよう!
そのためには、コミュニケーション能力は重要なんですよ!
必要不可欠なヒューマンスキルなんですよ!
分かるけど、この手のステレオタイプは、少々ウンザリです。
コミュニケーション能力で、人生すべてバラ色的な発想には疑問です!
スゴイ美人なのに、無愛想で口下手ゆえに男にフラれた女。
勝気でクラスになじめない、大阪からの小学転校生。
毒舌でいかつい面構えの元プロ野球選手、そして時々、解説者の中年男。
この三人のしゃべりへのコンプレックスを、しゃべりのプロである落語家が、落語を通して人への関わりや、自分の想いを伝えることの尊さに気づかせていくと言うストーリー。
ただ、主人公の落語家もこれだっ! と言う自分のカラーを打ち出せず悩み続け、しかも想いを寄せた人にフラれたりと、どん底の精神状態にある。
こうしたワケありの人間が、それぞれのプライドをかけて絡み合いながら、しだいに心を通わせていく。
どこにでもいそうなごく普通の、日常の中に存在する人たちで、決して特別な人たちを描いているのではない。
ハラハラドキドキはなく、じんわりほのぼのが少々の、安心して観ていられる映画だった。
プレスには「現代を生きる人間たちに欠如しがちなテーマ=人と人とのコミュニケーションの大切さ」とあった。
ウーン! 正直、ここでも出たかっ! コミュニケーション能力! って感じです。
確かに現代は、対人関係の希薄さからトラブルも多く、悩み多き時代です。
だから、もっと人と関わり、話し合い、思いを伝え、心を通わせよう!
そのためには、コミュニケーション能力は重要なんですよ!
必要不可欠なヒューマンスキルなんですよ!
分かるけど、この手のステレオタイプは、少々ウンザリです。
コミュニケーション能力で、人生すべてバラ色的な発想には疑問です!

Posted by mahora at
11:42
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