2007年07月03日

安易なご利用はお控え下さい!

7月から当市の総合病院の救急医療も、医師不足で緊急性の高い患者さん優先になった。
医師不足による医療格差問題って、他人事だと思っていたけど、だんだん現実味を帯びてきた。

先週のJMMのMonday Edition、「医療格差の解決に必要な考え方とは?」で、現場の小児科医の投稿が目をひいた。一部引用します。

小児医療を担う人材が足りないから格差が生まれる、というのは事実である一方、あまりにも安易に病院を受診しすぎているから足りないのではないかとも思うのです。

たとえば子供が発熱したとき、病院に行くという選択肢以外、どうしたらいいのか分からない親がたくさんいます。
休日診療所の近所にあるマクドナルドが、診療所帰りの家族でいっぱいになる、という笑えない話が現実にあります。
私たちは、マクドナルドが食べられるなら、休日にわざわざ診療所を受診する必要はないと思うのですが、受診される方からするとそうではないようです。

子供が熱を出したらとりあえず家でどうするのか、体調の悪いときの食事はどうするのか、昔であれば祖父母から代々家族内で伝えられていたはずの知識は、伝承されておりません。

しかし、そういう簡単な医学知識を持ち、ある程度のことは病院に行かなくても対処できる、実際うまくできた、という自分に対する自信が「生きる力」につながっていくのではないかと思うのです。

そうです! そうです! そのとおりです!

新米ママやパパが不安なのは分かるけど、何でもすぐ病院! はお控え下さい!
尤も、私たち親世代がきちんと教えてないのも問題だけど…

※写真は手作り心太です!
  


Posted by mahora at 17:56Comments(0)