2007年09月06日

米の道を歩く

当市の民謡「伊那節」に

木曽へ木曽へとつけ出す米は 伊那や高遠の伊那や高遠の涙米
涙米とはそりゃ情けない 伊那や高遠の伊那や高遠の余り米


と言うのがある。

昔、お米の獲れなった木曽地方へ、伊那の米を馬の背に乗せ、権兵衛峠を越えて運んで行ったことを謡っている。

昨年の2月に権兵衛トンネルが開通して、木曽と伊那は通勤圏内になった。

毎年10月に当市では、往時を偲んで「米の道・権兵衛峠を歩こう」と言うイベントを開催している。
現在はほとんど使われていない、かつての峠道を歩くこのイベントに、県内外から300人以上の人たちが参加する。

秋の鮮やかな紅葉に彩られた峠道を、心地よい風に吹かれながら、一歩ずつ一歩ずつ自分の足で歩き続け、頂上に辿り着く。
そして、仙丈ケ岳を中心にした雄大な南アルプス連邦と、天竜川を中心に拡がる上伊那地方の裾野が一望でき、天下を取った気分に浸れる。

私は昨年の11月に、県ユースホステル協会主催の、このイベントに参加したけど、峠道が想像していた以上にきつかったぁ~face08

道幅が狭いうえ、急峻な箇所が多く、昨年の7月豪雨災害で崩落しているところを迂回しなくてはならず、少しは足に自信があったけど、もう十分歩きましたっ! これで結構デスっ! と思った。

それでも、新宿を朝の5時のバスで来たと言う、72歳の山登り大好きおじいちゃんや、小学生の兄弟も参加していて、その人たちに励まされながらどうにか登りきった。

今年も10月21日(日)に開催するとのこと。
足に自信のある方はふるってご参加下さい。
参加費用は3000円で、おにぎりとキノコ汁がふるまわれ、木曽漆器のお椀とお箸のお土産付きです。face02  


Posted by mahora at 17:14Comments(0)