2007年09月27日

トキワ荘プロジェクト

昨日の毎日新聞NPO法人コトバノアトリエがプロデュースする、トキワ荘プロジェクトの紹介記事が載っていた。

手塚治虫、藤子不二雄、赤塚不二夫らを生んだアパート・トキワ荘にちなんで、地方から漫画家を志して上京する若者に、民家を借上げて格安で貸したり、出版社との橋渡しなどでデビューを後押しするらしい。

入居者は、原則1年で芽が出なければ、退去しなければならないが、孤独と不安に耐えながら夢を追い続けるよりも、同じ屋根の下で多くの仲間たちに支えられながら、切磋琢磨して目標の実現に励む。

コトバノアトリエのホームページには、「若者が好きなことを仕事にできる社会環境の創造を目指して活動する非営利団体です。作家、ライター、漫画家などのクリエイティブな仕事に就きたいニート・ひきこもり・フリーターの若者を育成・支援しています」とある。

代表の山本繁は29歳で、慶應大学を出た時は就職氷河期で、いわゆるロストジェネレーションとか、精神科医の香山リカが名づけた貧乏くじ世代にあたる。

「東京の高い地価が僕らの世代から機会を奪っている」と言うように、この世代は昨今の景気回復(?)で、その存在すら忘れ去られている感じです。

時代の巡り合せで、就職活動と言う土俵にさえ上がれなかった若者と、その彼らを支える同じ世代の若者たち…

夢に賭けようと、再び立ち上がった若者たちの前途が、明るく輝くことを祈るばかりです。
でも、よく考えれば、これって本来、国家がやるべきことだよね。

そう言えば最近プッツンした、かの総理大臣も就任したころには「再チャレンジ! 再チャレンジ!」って盛んに言っていたけど…

ぜひ、総理大臣に再チャレンジして、お手本を示してください!  


Posted by mahora at 16:42Comments(0)