2007年09月28日

鉄板病

番組プロデューサー・大学講師・デザイナーなど、多くの肩書きを持つ、おちまさとの「鉄板病」(NHK出版)

タイトルに惹かれて買いましたが、★4つでお勧めします。

元来はギャンブル用語で、荒れることなく走る前から勝者が決まっている手堅いレースを指す、鉄板レースから引用しています。

今、現代日本にこの鉄板的思考=鉄板病の人間が増殖し、社会全体を生きづらく、そしてつまらないものにしていると、指摘しています。

そして、この鉄板病に罹らないためには、自分の立ち位置を、常にグレーゾーンに置け! とアドバイスしています。

要は大衆とは逆の方向へ行け! と言うことか?
※こうして、深く検証もせず、結論を導きだすのも「鉄板病」の症状としています。

常に正解ゾーンにいたい」「損はしたくない」「いつでも多数派にいたい」「人の考えを鵜呑みにする」など、様々な鉄板病症状が書かれていますが、鉄板病罹患度をチェックする13項目があります。

チェック項目が多い人ほど、重症な鉄板病です。お試しあれ!

□ 話題のダイエットDVDは早速購入した
□ 選挙で泡沫候補には投票しない
□ 本を買うとき、上から二番目をとる
□ レストランを決めるとき、グルメサイトのレビューを読む
□ 結論だけをズバリ言うようにしている
□ 会議を混乱させる発言をする奴はダメだと思う
□ チーズフォンデュはおしゃれだと思う
□ 『鈍感力』と聞いて、これこそ人生を生き抜くのに必要だ! と思った
□ 「どんだけ~」と日常的に使っている
□ 全米ナンバーワン映画は見逃せない
□ プレゼンには、基本パワーポイントを使う
□ やっぱり民主党だよ、と思っていた
□ いつも同僚のミスに足を引っ張られる   


Posted by mahora at 16:43Comments(0)