2009年01月17日

人生の彩スタート

時の流れは残酷で、人も羨むような美貌の持ち主でも、歳を重ね、老いることからは逃れられない。
単に歳を重ねるだけなら、あるがままを受け入れ、静観していればよい。
ただ、これにアルツハイマーなどの認知症が加わると、本人はもとより、周りの人間も、単なる老化現象では済まされない、地獄が待っている。
カナダ映画「アウェイ・フロム・ハー 君を想う」は、そんな重いテーマの映画だった。

ただ、どうなんだろう?
ヒロインのフィオーナを演じたジュリー・クリスティは、老いても、認知症でも、気高く気品ある美しさで、記憶と感情が行きつ戻りつする戸惑いの中でも、夫への信頼と変わらぬ愛情を美しく演じていて、画面に彩りを添えていた。

それに比して、夫のグラント役のゴードン・ピンセントは、元大学教授で、妻もかつての教え子で、現役時代は女子大生にモテモテで、それなりの浮名も流していた、と言う割には、外見も内面も冴えない親父なんだよね。
まぁ、愛する妻に先立たれたり、臥せられたりしたヤモメ男とは、こうもだらしないっ!と考えれば、ハマリ役ですが…
老いてからの性愛をテーマとして描くなら、ミスキャストだと思った。



そう言えば年末に、ご主人が長い間うつ病で苦しんでいた友人から、今の家を売って、春には新しい土地で、人生の再スタートを切ることになった!とメールが入った。
昨年、ご主人のお父様が他界されたのだが、この方が立派過ぎて、偉大過ぎるお父様で、これがきっかけで、さらに病気が悪化してしまった感じです。
男女の仲も、親子の仲も、程よい距離間を保つことが大事です。  


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2008年12月26日

秋葉街道和田宿

秋葉街道の宿場町として栄えた、遠山郷和田宿にある、星野屋は山肉料理(ジビエ)、特に牡丹肉で有名です。
店内には冷凍の猪鍋セットが、手ごろな価格で販売されています。



座敷もあるので予約すれば、珍しい限定コース料理も食すことができます。
店の地下には猪、鹿、狸、熊などの、地元で捕獲された動物の剥製が展示されていて、ご主人から山肉や、和田宿の歴史・変遷など楽しい話を聴くことができます。









ご主人の話しによれば、和田宿が最盛期の頃は、人口6,000人(今は1,900人足らず)で、キャバレー、喫茶店、映画館、パチンコ屋などの娯楽施設も数多くあったそうです。
主な産業は林業で、一山売れば5年は遊んで暮らせたとか…
往時の羽振りの良さがうかがえる話です。

昭和の和田宿という、レトロで素敵なポスターがあったので、戴いてきました。
リードには…
商いのまち、職人のまち…
和田という宿場町は、様々な職種と、それを担う職人たちによって、形成されてきました。
歩いて回ることのできる限られた範囲に、人々の生活に必要な技術を持った職業の店、職人たちがそろっていて、遠山の人々は、地形的に閉ざされた環境にあっても、谷の外に頼ることなく生きていくことができました。

とあります。
この大不況の師走日本。
極東の島国でも外需に頼ることなく、生きていけるように立て直さないと…
店内には親しかった、喬木村出身の椋鳩十の直筆も展示されていました。


  


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2008年12月20日

神に近づく!

神様王国遠山郷の霜月祭
南信濃地区で8社。上村地区で4社の合わせて12の神社で日程をずらしながら、一ヶ月近く行われる霜月祭。
その由来や歴史・内容については、程野地区にある「山村ふるさと保存館ねぎや」にある、「信州上村霜月祭」(昭和46年初版/1冊300円)の小冊子に詳しく書かれています。



まず、下栗の「拾五社大明神」を見学。2基の竃の周りを烏帽子を被り、白装束に身を包んだ氏子たちが、剣や鈴を持って唄ったり、呪文のようなものを唱えながら踊っていた。
朝の8時から翌朝の5時ごろまで、さまざまな神事とともに、神聖な舞が奉納される。
私たちは天王の湯と言う舞を見学させていただいた。
途中、周りの見物人から「雲までのぼぉ~れっ!」と言う、リズミカルな合いの手が入るのが、高地の下栗らしく気分が良い。

夕食後は和田の「諏訪神社」を見学。
別室で、神主さん(禰宜(ねぎ)様と呼ばれていた)から、祭りについての、見どころや歴史など簡単なレクチャーを受ける。
御神酒と美味しいけんちん汁のおもてなしまで、受けてしまい恐縮するばかりです。



霜月祭と言えば、各神社に伝わる面をつけての湯立て神楽がメインイベントで、煮えたぎった湯を素手で切りながら、周りの見物人にかける湯きりが有名です。
この湯を浴びることで、一年間の邪悪を祓い、新たな気持ちで新年を迎えると言うことに尽きるらしい。



太鼓が鳴り響く中、大勢の氏子が竃の周りで、日本中の300以上の神社の八百万の神々の名前を読み上げ、呼び寄せる儀式が続く。
神社の屋根の煙だしを目印に、日本中の神さまが大集合するらしい。
そして、面をつけた氏子がそれぞれの神になりきって、竃の周りを身体を前後に大きくそらしながら、余裕のある者は、見物人に面を見せながら3回ほど周る。
子どもだって神さまになります。



湯きりをするのは、限られた面をつけた者だが、どの面の神さまが湯きりをするか、地元の人は分かっていて、「しっかりやれよぉ~!」とか「もっと、もっとやれぇ~!」などのかけ声が飛び交う。
演者も心得たもので、掛け声に惑わされることなく、湯きりのそぶりを見せたり、仁王立ちになったりと、フェイントをかける。
こうしたやり取りと言うか、かけ引きが見ていてとても面白く、気分を高揚させる。
しかし、なんと言ってもこの場の主導権を握っているのは、やはり神さま。
そして、飯田市長さんも神さまになります。



みんな、御神酒もたっぷり入っているし、お腹に響く太鼓の音で、神社全体が神に護られたような神聖な雰囲気に酔ってしまう。
宮崎アニメの「千と千尋の神隠し」の、ヒントになったと言うことだが、それも大いに頷けます。
最後の湯切りをする「秋葉さま」暴れん坊な神さまです。



過酷な自然と向かい合いながら、質素で素朴な暮らしを営んできた地域だけに、神々を畏れ、神々に感謝することで、一日一日、一年一年を大切に、身の丈にあった暮らしをして生きてきたと思う。
村上龍は「昔はよかったは大うそです!」と言うが、日本の原風景と言われる所以だと思った。
最後には大根に酒かすをまぶした物を捧げ、もうご馳走はありませんよと、神さまにお引取り願うとか…



程野の正八幡宮の竃は、また違った形をしていました。


  


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2008年12月15日

日本のチロル

県YH協会のイベント「遠山霜月祭に行こう」の一日目。
集合場所のJR市田駅から喬木村に出て、多分、完成することはないと思う、三遠南信道の矢筈トンネルを抜け、細く曲がりくねった道を走り、南信濃村や上村(いずれも、現在は飯田市)の、遠山郷と言われる地域に入る。

手をのばせば届くような山々が、目の前に迫ってくる深い谷間で、30度以上はあると思われる急傾斜地に、へばりつくように家々が点在し、日本のチロルと呼ばれる下栗地区へ行く。
師走とは思えない穏やかで暖かい絶好の日和で、遠くに雪を頂いた南アルプス連邦の聖岳・兎岳などの主峰を望み、日本の原風景と賞賛される大パノラマを楽しむ。

地元の人は、この足が竦みそうなくらいの急傾斜地で、お茶や芋、豆などを栽培していると言う。
大地を耕して天空に到る」と言われる所だそうだ。

下見に来たまほろばYHのSさんが、畑にいた人に「坂ばかりで大変でしょう!」と声をかけたら、
「なぁ~に、家に入れば平らだから!」と返事が戻ってきたとか…
蓋し名言です。




  


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2008年12月11日

もう一つ、入りこめません

慌しい師走に「西の魔女が死んだ」と言う、謎めいたタイトルの映画会。
12年ほど前に発表された小説を映画化したもの。

ワイルドベリーのジャムのように、甘酸っぱく、優しい自然に恵まれた田舎に住む、イギリス人のおばあちゃま(おばあちゃんでも、ばあばでも、まして、ばあさんではないっ!)と、ガラスのように繊細で傷つきやすい心の孫娘との生活を描いた作品。

詩とメルヘンに出てくるようなロマンチックで、憧れの田舎暮らしでロハスな毎日と、どこかの不動産屋のキャッチコピーのような日常が、少女の眼をとおして描かれる。
そこへ、おばあちゃまの家系は魔女の血筋かも知れないと言う、現代っ子なら飛びつきそうな、ファンタジー的夢見る現実打開策が盛りこまれる。
はたして、ガラス細工の少女は心は、何もかもお見通しで、魔女の力を信じるおばあちゃまの愛と、あふれる自然の力で、鉄細工の心に成長できるのか…

遥か遠い昔に読んだ少女小説のような、美しい映像が流されるのだけど、こちらが歳を重ねているせいか、今ひとつ、入りこめない映画だったなぁ…


  


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2008年11月21日

霜月のイタリアン

初雪が舞い、季節が一気に進んでしまった寒い一日。
料理教室のメンバーで、先生のお店kurabeで、晩秋のディナーと盛り上がった。

前菜は牡蠣とジャガイモを裏ごしたものを、茶碗蒸し風に仕上げたプディング。牡蠣の風味が活きています。
海老のエスカベッシュには、酸味の効いた香草ソースが添えられ、さっぱりとた旨みでした。
ナスのカポターナは、教室で習った基本のソース。
盛りつけは里の紅葉のように、とても色鮮やかです。



サラダは旬のホウレン草に、熱したガーリックオイルをかけてしんなりさせたものと、生マッシュルームを白ワインビネガーに漬けてスライスしたもの、それにカリカリに焼いたベーコンを加えてあえたもの。
薄く木屑のようにスライスした、ペコリーノチーズの塩味と、マッシュルームの酸味の相性がよい。
盛りつけが、初霜の降りた庭先のようで、季節感いっぱい。



インゲン豆やひよこ豆などを、トマトで煮た豆のスープ。
先生のお話では、イタリアでは豆のスープは水分は少なく、どちらかと言うと、煮物風にして食べるらしいです。
中央のラザニアシートが可愛らしいです。



教室で先生から伝授された、漁師の賄い料理のアクアパッツァ。
教室では鯵を使ったけど、今回は真鯛でした。
ワインとオリーブオイルが乳化したスープに、アサリと真鯛のエキスがしみ込んでいます。



一匹の真鯛を平らげて、間にはフォカッチャも付いて、そろそろお腹もいっぱいになりかけた頃。
目の前に、生パスタとカリカリの焼きベーコンを、ゴルゴンゾーラチーズであえたお皿が出されると、そんなことはお構いなし。
食欲全開モードに突入です。



待ってましたっ!デザート専門のお腹が開いて…
今日は洋ナシのザバヨーネに、ピオーネを添えたドルチェの一皿。
ラム酒を効かせ、甘さを控えたカスタードクリームと、熟した洋ナシがぴったりはまり、みんなで「しあわせぇ~!」
最後にコーヒーをいただき、間には井筒ワインの巨峰のブラッシュワインを一本空けて、霜月のディナーはこれにて閉幕。また、来年…


  


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2008年11月13日

私たちはできる!

駄作(私の中では)が2回続いたあとの例会作品は、「マンデラの名もなき看守」(仏・独・伊・ベルギー・南ア合作)だった。
07年のベルリン映画祭・平和映画賞受賞作品です。

南アフリカ初の黒人大統領になった、ネルソン・マンデラの27年間と言う、気の遠くなるような投獄生活。
アパルトヘイトに洗脳された、一人の白人看守が、マンデラとかかわる中で、その人間性に惹かれ、様々な苦悩と葛藤を乗り越え、自身の正義に目覚めていく物語です。

看守役のグレゴリーを演じた、ジョセフ・ファインズが、愛する家族を想い厳しい選択を迫られるシーンや、過酷な現実を目の前にして、矛盾や不条理に戸惑い、時には大声で怒鳴り、憤るシーンなど、揺れ動く心を上手く演じていた。

南アフリカ共和国と言えばアパルトヘイト・喜望峰・ダイヤモンド・サッカーワールドカップぐらいしか思いつかない。
マンデラもすでに91歳になるそうです。
そのアフリカを起源とする、黒人初の次期アメリカ大統領のオバマ氏の誕生。

TVで観た数万の支持者を前にした、興奮の坩堝の中での勝利演説は素晴らしいっ!
なんと言っても眩しいほどに若いっ!
国民に向けて、熱い想いを自分の言葉で、必死に伝えようとしている。
困難から逃げることなく、果敢に挑み、国民が一つになって、夢や希望に向かって歩き出そうと、声高らかに感動的に、連帯を呼びかける。
やはり、リーダーはこうでなくっちゃっ!

些少な現金を配って、票を取ろうなんて姑息なことを画策するリーダーとは大違いです。
もう、解散して総選挙しようよっ!
そう!Yes, We Can! です。


  


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2008年11月05日

哀しみ日本海 人魚伝説

地域の仲良しめおと7組で、新潟の鵜の浜温泉へ一泊旅行!
バスが走り出したとたん、ビールでかんぱ~いっ!
乗り物酔いなどしてるヒマがないっ!

海なし県・信州人の定番行動として、浜辺を散策する。
その海も押しつぶしそうなほどに、暗く重く垂れ込めた雲と、荒く押し寄せる波を背景に、小さな人魚の像が建っていた。




佐渡と本島で、離れ離れになった男女の悲恋物語があり、行く末を哀しんだ乙女が、海に飛び込んで人魚になったと、記してある。
そして、この伝説を元に、上越市が生んだ日本のアンデルセン・小川未明が代表作、「赤いろうそくと人魚」を書いたとある。

最初の見学場所・春日山神社にも、小川未明に関する展示室があった。
そして、来年のNHK大河ドラマ「天地人」が、ここ越後・新潟が舞台となっていて、どこへ行っても「愛・天地人」の幟旗が風にはためいていた。

ホテルの夕食に出された「ノドグロ」の塩焼きはとても美味しかったです!  


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2008年10月16日

肩寄せあう小さな幸せ

今月の例会は、アメリカ映画「奇跡のシフォニー
天才子役のフレディ・ハイモアに、おんぶに抱っこの映画だった。

結末はわかっているので、安心して観てはいられるけど、10年以上も離れ離れの親子が、神と音楽に導かれるように、ニアミスをしながら、広大なアメリカ、それも世界一の大都市NYで、奇跡的な感動の再会!
ちょっと出来すぎで、メルヘンのような陳腐なストーリーに、思わず引きそうになる。

2007年の作品だけど、現実社会が厳しく熾烈なだけに、こうしたお涙頂戴!映画にも感動するくらい、合衆国は愛と優しさに飢えているのか?


  


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2008年10月14日

妄想の暗闇に堕ちて…

時間調整で立ち寄った書店で購入した「共生虫」(村上龍・講談社文庫)。
2000年に発表された作品だけど、ひきこもり、インターネット、バーチャル世界、親殺し、無差別殺人、若者の深い孤独、既存秩序への嫌悪と破壊行為など、8年も過ぎた今の日本社会そのもののテーマが描かれてる。

モニターの前に座り続けたひきこもり青年・ウエハラは、妄想を肥大化させたまま、自ら外の世界へ飛び出していく。
そして、ウエハラの冷めた眼を通して、一見、真っ当に思える数少ない登場人物は、生け贄として抹殺されるべき存在になってしまう。

同じ年に発表された「希望の国のエクソダス」では、やはりインターネットを駆使して、中学生が日本を捨てて、独立国家を創りあげていく。
2005年に発表された「半島を出よ」では、北朝鮮の精鋭コマンド部隊が、博多を占拠し、独立を宣言してしまう。

すべて近未来の日本社会を描いた作品だけど、描かれている背景に妙に説得力があると言うか、リアリティがあるんだよね。

株価暴落で世界恐慌になるとか、そのあとは世界戦争になるとか、将軍様の生死もハッキリしないみたいだし…
あぁ! 妄想が膨らんでしまう……


  


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2008年10月07日

高速サイクル

知らぬ間にお隣の携帯電話ショップが、先月いっぱいで閉店していた。
「最終章!リピーターのお客様、ありがとうござました!」と貼り紙がしてあった。

携帯電話はすでに飽和状態!
少子化著しい地方では、次々と売り出される新機種を買い求める若者は、そうはいないっ!
そして、私たちオバサンは壊れなければ、新しい機種は買わないっ!
そう思って考えたら、もう、5年も使っている!

確かお店は、8年ほど前に開店したような…
車で走行中、新しいラーメン屋さんとか、お蕎麦屋さんを見つけ、今度食べに来よう! って思い行ってみると、すでに閉店していたっ! ってことも珍しくなくなった。

あまねく行き渡ると、欠けるのも速いですね。


  


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2008年09月26日

サイレントテロ

郵便受けに入っていた、白い手書きの封書…?
なにか怪しい?
中身はなんと、結婚相談会社の入会案内だったっ!

高額な紹介料は取らず、かつてのお節介おじさんや、おばさんのように、親身になって子どもさんの結婚相手を探すと、謳っている!
かなり怪しい?

結婚を嫌がる子どもを諭し、説教し、説得してみせる…と自信満々です。
おもいっきり怪しい?

この方たちは現代の若者がおかれた状況を、まったくご存知ないです!
なぜ、結婚しないのか? なぜ、結婚できないのか?
以下、マガジン9条 みんなのこえVol.152に掲載された、ご意見を参考になさるといいと思います。

雨宮処凜がゆく! について
どきどき美有菌祭さん(31才・女性・岡山県) 

あちきは、正社員で働いています。毎日、午前9時~午前1時まで!!給料12万円!!実家だから、生活できています。もちろん、出会いもないし、独身です。先輩もほとんど、独身か、離婚者です。会社は、年齢が上がれば、優遇すると言っていますが、嘘っぱちです!!あちきも恐らく、将来はないでしょう!!
たかじんさんの部下の金先生も、三宅先生も、鴻池先生も、我々を何も理解せず、若者は屑だと言うだけです。こうなったら、我々は、ささやかで、そして、恐ろしいテロをしましょう。そして、日本国を我らもろとも滅亡させましょう。サイレントテロ!!!消費しない!!結婚しない!!子供をつくらない!!働かない!!そして、我々は、将来、長生きして、生活保護をうけて、国家を恐怖のどん底に落としいれてやりましょう!!



  


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2008年09月22日

集団的過剰同調番組

ってことばが、今朝の毎日新聞「メディア」のカテゴリーで目を惹いた。

NHKと民法でつくる放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会が、光市母子殺害事件の控訴審報道について、「(被害者側に立った)一方的で感情的な放送は、視聴者の不利益になる」との審議結果をまとめた意見書について、各メディアの反応や反論を掲載していた。

意見書では「遺族の発言や心境に同調し、被告や弁護団に反発、批判するニュアンスの強い内容」とした上で、「その場の勢いで、感情的に反応するだけの性急さ」横並びの報道につながったことを「集団的過剰同調番組」として、憂慮を表明したとある。
そのうえで、視聴者には、もっと冷静に、事実を正確に伝えることに務めなければならない…としていますが…

ご心配無用ですよぉ~!
賢い視聴者は、ちゃんと割引いて見ていますよぉ~!


  


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2008年09月20日

台風

一過で、この一ヶ月は、私的にもガタガタしたけど、風雨も過ぎ去り、ほぼ落ち着いた。

先週は映画「こどものそら」を観に行った。
いわゆる自主上映会なので、チケット販売は生命線。
予定がハッキリしなかったので、前売りは買わず、当日券を購入したら、スタッフの人に、エライ感激されてしまった。

ドキュメンタリー映画で札幌にある、学童保育所つばさクラブの、子どもたちの成長記録です。
ドキュメンタリーってテーマを決めた時に、8割はできあがっているんだと思います。

一般児童の中に、障害のある子どもも受け入れ、粗末な施設と、低賃金のスタッフの情熱で、やり繰りしています。
障害のある子どもの放課後の居場所づくり、と言う社会性と、スタッフの低賃金に甘えない事業性が両立できれば、日本中に拡がるだろうなぁ…と思いました。

9月の例会は「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」だった。
こちらは考える意味もないほど、かる~いバラエティ番組のノリで、リラックスして観ました。
…ってか、TVドラマでも良かったような…


  


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2008年08月20日

道に迷って考えた

イスラエル映画の迷子の警察音楽隊
イスラエルへ演奏旅行に行くエジプトの音楽隊が、道に迷ってしまう。
目的地へのバスは翌日までないため、カフェの女主人のはからいで、一晩泊めてもらうことになる。

隣国でありながら、長い間敵対してきた、イスラエルとエジプトの一般市民が、一晩の寝食をともにすることで、それぞれが自分自身の過去と向き合い、未来への希望を捜し求める。
ストーリー的には、ものすごくシンプルです。

民族紛争や宗教問題、原油を巡る経済問題など、中東地域のカオス的状態には疎く、政治的なバックグランドはよく判りません。
この地域の国の名前と歴史、民族と宗教、どことどこが戦争していて、大国とどのように結びついているのか…
一発で説明できる人がいたら、私は跪きますよ。

カフェの女主人ディナを演じた、ロニ・エルカベッツが、成熟した大人の女性を魅力的に演じていて、ステキだった。


  


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2008年08月06日

許可業種

3年前の市町村合併に伴い、今月の4日から、当市の一部で、住所表示や郵便番号が変更になった。
登記などの権利関係は、職権で変更されるので、問題ないのですが、該当する個人や法人で、変更手続きが必要になる場合が出てくる。

不動産業は、宅地建物取引業法という、法律による許認可制の業種なので、事務所所在地に変更が出た場合、30日以内に大臣または知事に、変更届を提出しなければならない。
5年毎の更新時でもOKなのですが、業者団体である宅建協会から、変更届を提出するよう催促の文書が流れてくる。
必要書類は、県のHPからダウンロードして作成し、出先機関へ提出する。

いつも思うことだけど、こうした書類を出させておいて、ちゃんと見てるのか? ってことです。
耐震偽装にしても、設計業者・施工業者・検査機関が責任を問われるのは当然だけど、それに許可印を押した公的機関の責任と、見破れなかった力のなさはどうよっ!って思います。


  


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2008年08月05日

はらぺこあおむし

月夜に小さな小さな卵が産まれ、やがて美しい蝶となって、太陽に向かって羽ばたいていく、エリック・カールの絵本「はらぺこあおむし

1週間と言う時の流れの中で、次々と食べ物を食べていく様が、立体的に描かれていて、見ている子どもを飽きさせない。
絵本の中では、ミリオンセラーです。

その大型版というか、ビックブックが図書館にあって貸し出してくれる。
とある、イベントで子どもたちに読み聞かせする機会があったけど、2才くらいの小さな子は、あまりに大きすぎて、ちょっと引いてしまっていた…




  


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2008年07月28日

時間厳守ですっ!

時間厳守って、2種類あるの知ってます?

通知された時間に絶対、遅れないようにすること…
通知された時間より、すご~く早く集合しないこと…

土曜日に地域の草刈り作業があったけど、時間厳守しない輩がいて、こちらは時間通りに行ったら、すでに作業のほとんどが終わっていた…と言うとんでも状態で、みんなからヒンシュクかってました。
おつかれぇ~!


  


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2008年07月24日

土用の丑の日の今日は、なぎ? かな…
衣食住から教育まで、すべてが偽装国家なので、もはや安心安全はお金がないと、手に入りません。

なぎもいいけど、伊那市駅近くの板屋肉店の「(ま).馬のお肉=馬刺し」は絶品です。

場所によっては馬肉=さくら肉を食べない所もあるかと思いますが、ここの馬刺しはとろけるようにまいっ!


  


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2008年07月22日

曖昧な…

不安って、不安の中でも、最も大きな不安だろう。
見えているようで見えてない! 分かっているようで分からない!
こうした正体不明の、姿形がハッキリしないモノの扱いが、いちばん厄介です。

五木寛之 不安の力 集英社文庫



不正と不信の現実社会では、希望は抱けず、絶望するばかり…
多種多様な選択肢の中で、選んでいるだけで不安になる…
あなたはあなたよ! 人と違っていいんだよ! と個性重視を強調され、なぜかよけいに不安になる…

本書を読んでも、不安は解消されません。
ただ、ことばの一つ一つが、素直に心の中に落ちてきて、穏やかな気持ちになります。

あれこれ想いを巡らせ、悩んでも、物事は落ち着くべきところへ、落ち着くようになっている。
最近、特にそう思います。

岩もあり 木の根もあれど さらさらと たださらさらと 水の流れる

山崎豊子の不毛地帯の一節です。
岩や木の根のような煩悩やしがらみの世界にありながら、その中に埋没せず、さりとて超然ともせず、空・無の境地で水が流れるように、あるがままの姿で生きる…と言う意味だそうです。
こうありたいっ!  


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